2014年11月26日
空き家
ようやく空き家問題が取り上げられるようになりました。とても深刻な問題です。
現在の総住宅数は6063万戸、総世帯数は5246万世帯。1968年に総住宅数が
総世帯数を上回り、今回の調査で約820万戸が空き家だそうです。
国も何とかしなければと取り組みを始めましたが、これからも空き家はどんどん増え
続け解消には至りません。
空き家予備軍と呼ばれる一人暮らしの高齢者世帯は552万戸、住宅着工数は減った
ものの80~90万戸、2025年には60万戸時代到来といっても今後も家は増え続け、
なくなることはありません。
ここ数十年、ものすごい数の住宅が建ちましたが、その割に解体ができていないので、
明らかに家は余っています。そうなると自分たちの家を持ちながら親や祖父母の家を
相続することになります。リフォームをして売ればいいと思うかもしれませんが、だれもが
家を持っていて家を売りたい時代に、家を欲しがる人がどれだけいるかという問題です。
仮に借家住まいの人が中古住宅を買ったとしても、今まで住んでいたところが空き家か
空き室になるので結局空き家は解消されません。


