2021年03月09日

天井のまくり


大工さんは天井をあえて平らに貼らないのだそう。

両隅は低く、真ん中を高く、弓なりに貼るという。

『まくり』と言い、まくり方は棟梁によって違うらしく、ダンナの場合は

和室8帖(幅3640mm)に対して3分(ぶ・約9mm)高くするらしい。

理由は、平らに貼ると天井が下がって見えるからだそうで156

これは先人から脈々と受け継がれてきた技術。

建具屋さんから、「大工さんてスゴイよね~、天井をわざと平らに貼らないってface18

という話を聞いたのでface08速攻で家に帰ってemoji09ダンナに尋ねると、「そうだよ。」の一言。

・・・なぜそんな大事なことを教えない。超感動話ではないか・・・


天井のまくり



同じカテゴリー(大工さんの仕事ほか)の記事画像
大工さんの目
まくりってスゴイのに・・・
畳屋さんの仕事(寸法取り)
窓に被る受材の取付け
段差の解消
下地の高さ調整
同じカテゴリー(大工さんの仕事ほか)の記事
 大工さんの目 (2022-11-13 19:24)
 まくりってスゴイのに・・・ (2021-03-10 08:11)
 畳屋さんの仕事(寸法取り) (2020-12-25 10:46)
 窓に被る受材の取付け (2020-09-24 16:31)
 段差の解消 (2020-09-23 09:14)
 下地の高さ調整 (2020-08-01 23:59)

Posted by 嫁@美里住建 at 08:32│Comments(4)大工さんの仕事ほか
この記事へのコメント
まくり、というのは知らなかったけど、その技術は本に載ってました。
でも自分では手が出ませんでした(^-^;

きっちり水平かどうかがまず自信が無いと出来ないですよね。先人の知恵と技術はすごいですね!
Posted by かったーかったー at 2021年03月09日 08:59
かったーさん♪

確かに!真っ直ぐに貼れる人でないと無理ですね(^^;

真っ直ぐに貼りたくても曲がってしまう私とは、似て非なるもの・・・

本当に素晴らしい技術です✨
Posted by 嫁@美里住建嫁@美里住建 at 2021年03月09日 19:07
おはようございます。

曲線を上手く利用して、重量や力を分散しているんですね。

一般住宅の天井でしたら、部屋の中央に設置する照明器具の重量も、
湾曲にすることで支えているのだと思います。(素人考えですけど・・・)

ダムの曲線・アーチも、両枠の山側に壁に掛かる水圧を分散させるように工夫されていますし、
大きな鉄骨構造の橋桁にもアーチ形状が使われています。
昔の石橋のアーチや、皇居の二重橋もそうですね。

先人の考え+知恵+技術は、素晴らしいです。^0^/  
Posted by 蘇州金豪蘇州金豪 at 2021年03月10日 07:02
蘇州金豪さん♪

確かに。照明器具って軽いものもありますが、結構重たいですよね。

そう言えば、アーチって至る所にありますが、あれってオシャレでやってる

わけではないんですよね。素晴らしい技術ですよね。感動です✨
Posted by 嫁@美里住建嫁@美里住建 at 2021年03月10日 09:03
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。