2014年06月24日
規格の建具
見た目も美しい既製品の建具ですが不具合が出ることがあります。
引き戸がガタガタして開きが非常に悪いということで行ってみると、下部分の戸車が壊れて
いました。築10年のお宅です。建てたときの工務店とはお付き合いがないようでした。

ステンドグラスの入った高価な引き戸です。施主さんの言う建材メーカーに連絡すると営業
が来てうちの商品かもしれないし、そうでないかもしれないと言って帰りました。
メーカーを特定しないと部品が発注できないので直すことができません。部品はメーカーに
よって違うので市販のものは使えません。築年数が経つと部品が変わったりなくなったりして
特定しにくくなります。
最終的に、建具をノコギリで1mm弱切り取って市販の戸車が入るように作り、何とか元通り
引き戸は動くようになりました。

築10年前後でたいていメンテナンスが必要となりやがてフォームの時期を迎えます。その家を
造ったメーカーや工務店はその家をよく分かっているはずなのでそこに相談するのが一番良い
です。その頃はおそらくまだローンの最中ですから何年先でも相談できる関係を築くことは本当
に大切です。でも、このようにどこに頼めば良いかわからないという施主さんも増えています。




Posted by 嫁@美里住建 at 16:35│Comments(0)
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