2015年11月11日

職人不足2


深刻な職人不足の現状について報道されていました。

特に都心部では、マンション建設の遅れなどが問題になっているそうです。

高齢化した熟練職人の老眼も問題で、ずさんな現場もあるそうです。

建物はいくつもの業者によってできています。全て職人による工事です。

どの業種が抜けても建物は建ちません。

職人の世界、特に私たちのような在来木造専門の大工は、通常5年間、

親方の元に弟子入りします。5年の修行を経た後、再びよそで技術を磨き、そして独立します。

5年で言われたことがおおむねできるようになり、10年で言われなくてもできるようになります。

10年で家1棟が建てられるようになります。

建物の成り立ちが分かって初めてリフォームができるようになります。

それほどリフォームというのは難しいものです。

建物に限らず道路も橋もトンネルも、電気・水道・ガスの配線や配管もあらゆるものが老朽化し、

今後は直していかなくてはならないのに、熟練職人の高齢化と後継者不足は危機的状況です。

常日頃考えていることですが、テレビ・ラジオ・新聞で見聞きすると身につまされる思いです。




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Posted by 嫁@美里住建 at 09:07Comments(2)家づくりへの想い