2020年01月30日
空き家リノベーション2
空き家やリノベーションに対する考え方が変わると同時に、
今まで職人オンリーだった現場に、職人以外の手が加わるようになりました。
以前は新築・リフォームはプロの仕事でした。
けれども最近は不動産屋さん、設計事務所さん、一般のお客さんも現場を手掛ける
ことが増えました。
現在、施工中の現場も、不動産屋さんと設計事務所さんが空き家を購入し、できるところは
自身で施工されています。大工スクールのMさんも空き家を購入して、休日に作業しています。

最近は便利な工具や使いやすい材料が普及して、DIYが身近になりました。
昨年オープンしたおぼろ月さんと、のほほんさんも塗装とオリジナル家具を製作しました。
プロでなくてはならない個所はプロが、仕上工事も100%の仕上がりを求めなければ、
プロでなくても大丈夫。
愛着が湧き、大切に扱い、施工の楽しさと難しさを体験し、良い思い出になったと意外と好評

そんな施工の分担は、ひと昔前はなかったこと。
ただ、リノベーションや耐震リフォームする家は圧倒的に在来木造が多く、
やってはいけないこと、プロとして譲れないところもあるので、そこはプロに任せましょう


ひと昔前は考えられなかった修繕ですが、昔は家庭でやっていました。
農家にはひと通りの道具が揃っていて、小さな小屋を建てたり修繕もしました。
器用なおじさん、もいました。今ほど裕福でなかった時代。できることは自身でやりました。
そういう見方をすれば、ちょっと昔に戻ったような気もします。

